ウクライナは旧ソ連からの離脱も早く、言葉もウクライナ語がある。同じスラブ族でもロシアに対して兄貴の自負がある。先に国家を形成したのはキエフでウクライナの方がルーシ(ロシアの古語)の故郷。その後モンゴルの侵略の後、モスクワが栄えていく。
そうした歴史のある両国のデリケートな関係が今に引きずっている。ウクライナへの天然ガスをロシアが止めたのは記憶に新しい。ウクライナは今EU寄りとロシア寄りに分断されてて、オレンジ革命で共産政権がEU寄りになったが、期待はずれでロシア寄りになり、今はユーシェンコ大統領がEU寄り。しかしその盟友だった美人首相チモシェンコが今は距離を置き、次の大統領選挙はまたもやこの2人とロシア寄りのヤヌコビッチ3人で争う様相。
今の金融危機で真っ先にIMFに支援求めたのに、政治は分裂が続く。写真は人口5千万人の国の首都キエフの中心部。新興財閥が建てたショッピングセンター。
美しい教会が多く、石畳の街の残る魅力ある町。この国はロシアと異なり日本人は旅行にVISA不要。
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どの世界で先んずるものに敬意を払いながら進むのがうまくいくこつ?
ウクライナはロシアにガスを止められてもあの程度では痛くもかゆくも無いですね。むしろEUと大貧国モルドバが困るだけです。2ヶ月くらい止まるとかなりヤバクなるでしょうが・・・
まぁロシアもEUもグルジアやモルドバみたいな小国でしたら潰れてもどって事は無いのでしょうがウクライナが潰れてしまうと自分達に大きな影響を及ぼし兼ねないですから・・・
ロシアとウクライナ、外からは違いがわからない事は多いですね。顔も区別つかない人が多いし、ロシア語をウクライナ人の多くが話す。ソ連時代に大量のウクライナ人は移民させられ、ウラジオストックでもウクライナ系が多い。モスクワ居た時の印象でも、親がロシア人とウクライナ人、ウクライナPassportでロシア在住、勉強、仕事という事は多かった。しかし国民感情の溝はある。ロシア至上主義の集団が、グルジアやアジア系のみならず、ウクライナ排斥を主張するのまで聞こえていたし。
密接な関係の両国が、いつ名実とも良き兄弟になれるでしょうか。
ウクライナは地理で習ったのは、黒土の肥沃な農地、東部の鉄鋼業、そしてチェルノビル原発事故ですね。今は女性首相が気になりますね。
今朝の日経6面の記事では、ロシア大統領がウクライナ批判と報道。今の政権が反ロシアと批判。ウクライナの次期大統領選挙は来年1月。今の大統領誕生の時には毒を盛られたのか顔などひどい仕打ちを受けたような混乱もあった。
ウクライナの民意で決められるべきだが、ロシアと欧米の綱引きから逃れるのは難しいようだ。
新年1月17日投票のウクライナ大統領選挙。現職大統領の圧倒的不利予想の中、また天然ガスのロシアからの供給と対欧州供給につき大統領が見直し方針を出し、1年前同様の懸念と火種となっているという。不安が反ロシアの大統領に有利になる思惑?
ウクライナは新型インフルの死者が既に70名を超え、学校を全国で閉鎖するなど危機的。ちなみに最新の北半球の死者数は米国千人超、日本50名間近、韓国40名超など、世界的に悪化を食い止めるのが難しいようだ。
どの候補も過半数が取れないと見られ、2月7日の決戦投票で決まる公算大。ティモチェンコ首相が逆転しない限り、親ロのヤヌコビッチ氏当選により、オレンジ革命前に戻るのでしょうか。
17日の大統領選挙は得票率が1位37%、2位24%と、過半数に達しなかった候補者上位二人が予想通り決戦投票。
1位候補以外に投票した有権者の票が2位候補に流れる予想もあり、いよいよ2月7日の結果がウクライナの未来を左右。
オレンジ革命の終焉なんですか?
2月7日の決戦の結果は、親ロ派のヤヌコビッチ氏がリードして、大統領に成る状況のようだ。但し小差のようで、一波乱あるかもしれない。これでオレンジ革命前のヤヌコビッチ体制に戻るのだろうか?
EU寄りの流れはこれで弱まりそうだが、国が2分される状況が簡単に纏まるとも思えず、政権の舵取りはどうなるのだろうか?
ロシアの暴挙を遂に見る時代が来た。NATOを怖れ、ソ連復活の野望か、兄弟国を軍隊で破壊し始めた。ウクライナ国民への殺戮が始まった。恥ずべき蛮行をロシアは止めよ!
ロシアの圧倒的な軍事力に劣勢の筈のウクライナが、今の所持ちこたえているようだ。野蛮なプーチンへの怒りをロシア国内でも高めるため、ルーブル安の混乱で国民の不満が高まるよう、SWIFT排除の制裁に期待が掛かる。国際決済の実務経験から、これは金融、貿易には大きな圧力の筈。
侵略者は核を持ち出して世界に脅威を与え、危機を高める。狂気の沙汰がエスカレートするのはご免。
SWIFTに中銀資産凍結も加えた制裁の効果に期待する一方、ロシア国内含む悪への反発は世界的に広がり、欧州も軍事力支援を強めてウクライナを支える動きを強めている。
プーチンの暴走はいつ止められる?
ロシアの2月24日の侵攻から間もなく3週間。占領地を広げ、民間人無差別爆撃、核施設攻撃と事態は深刻。国際社会の猛反発を受け、制裁のダメージ、想定以上のウクライナの抵抗を受けるが。爆撃しながら平和協議に応じたり、中国の連携を求めたり、先行き不透明。
日本の国会初のウクライナ大統領のオンライン演説中継を見ました。非道な激しいロシアの猛攻を受けるさ中で戦う大統領の世界への訴えは重みがあります。欧米の後の日本向けは、軍事協力や欧州内の危機より、制裁や他国への働きかけ、更に復興協力まで、考えた内容でした。
ロシアの爆撃、人道を無視した殺戮は止まりませんね。オデッサと姉妹都市の横浜の市役所で寄付して来ました。日本政府も首都キエフをキーウとウクライナ語読みに変えると。ロシア語を話す国民も多く、かつて訪問した時、両方併記の表示をよく見ました。ロシアが両立を踏みにじってしまいました。