かもめが迎える東京湾夜景クルーズ

東京地方に波浪注意報が出ていた日、小雨は時折降るものの、隅田川河口や東京湾のお台場の辺りは波もずっと穏やか。おかげでクルーズで飲んだり食べたり、つかの間、海からの湾岸の夜景をenjoyできた。
まず築地市場の前を通ってビルの谷間に東京タワーが光る。



汐留のビル群を見ると、電通本社ビルには照明で年末恒例の火の用心の文字と隣の火のマーク。



程なくレインボーブリッジの下をくぐる。ゆりかもめがゆっくり走る橋の下を東海汽船の大島からの船が竹芝桟橋に向かっている。



建物が明るく照らすお台場の内側で船は停泊。あたりは屋形船のたまり場。



すると突然驚くシーンに出会った。かもめが船に近寄ってくる。餌を手に乗せると次々食べにくる。その後、船は動いても鳥は追いかけてくる。この辺りは停泊する船からじっくり餌にありつける、と学習したようだ。



ひときわ明るい地点が豊洲。ららぽーとや林立する新しい高層ビル群が真ん前。



永代橋は緑の照明。昼ならその先にスカイツリーがよく見えるが夜は見えない。



隅田川を下ると御存知勝どき橋。かつて通る船の為に開閉した今は「開かずの橋」。晴海方面を写すと建物に設置した月のマークもくっきり。小雨の日でも月を仰げる。



天王洲では高層ビルが並ぶその裾に沿い、暗い水の中を進み、幾つか水門をくぐる。品川の高層ビルの近くでは目黒川河口にも出会い、新幹線引込み線やモノレールの下もくぐった。丘でなじみの光景をあちこち海から見るアングルはとても新鮮に思えた夜だった。


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