初夏の白金でアートと自然探勝

地下鉄白金台駅徒歩6分程にある松岡美術館に足を運んだ。



館内はいきなり古今の彫刻が迎えてくれるが、1階はまず古代オリエントの彫刻。隣にヘンリームーアやグレコの現代彫刻やガンダーラの仏像やインドの彫刻が静かに迎えてくれる。


　
2階に上がると企画展示となるが、上半期は「巴里をいのちを謳歌しよう」とパリで内外の画家が謳歌していた頃の作品が並ぶ。モディリアニ、シャガール、ローランサン、ルオーら名だたる画家が登場。



もう一つは中国の動植物の陶器。翡翠の白菜は、故宮博物院の名作を連想させる。



松岡美術館は、松岡コレクションを広く公開し、撮影やデッサンもokの開かれたスタイルがいい。

アートの息吹を吸った後は、その隣の自然教育園でマイナスイオンを吸収。



都内屈指の自然の宝庫だが、江戸時代の武家の庭など緑が維持され、貴重さから戦後天然記念物指定を受けた。木々の間を進むとまず路傍植物館。地味な草に1つ1つ名前が付けられている。進んでいくと森林浴に来たような樹木園となる。江戸時代に育ったマツが、その後自然に任せて落葉樹、さらに常緑樹に取って替わる植生の変化を実感。



水生植物園もあり、初夏は百合の仲間も目に付く。



見所や見頃の案内も用意され、鬱蒼と茂る森や林での小さな発見が面白く、夏でも涼しげな散策路としてもお薦め。




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