地下鉄九段下駅から武道館への馴染みのルートと異なる清水門から北の丸公園に入ると国立の博物館が並ぶ。まず科学技術館がすぐ。

科学技術を子供達などに伝える内容豊富な施設で、今年50周年を迎える。
2階は自動車、自転車、3階は電気や磁力。3D映像で原発の核廃棄物保管の地層処分を紹介。
4階は実験教室が並び、鉄、建設、ロボットなど日本の産業やインフラも紹介。

5階は自分で遊び方など発見、実験するユニークなエリア。

公園の奥に進むと国立近代美術館工芸館がある。建物は旧近衛師団司令部庁舎だった所でレンガ作りの重厚な重要文化財。

2階の6つの部屋に工芸品が並び、模様の魅力を伝えている。陶器や硯箱から着物まで、模様の美が追求され、工芸の粋を感じ取ることが出来た。

竹橋駅方面に坂を下り始めると左に国立公文書館が構える。公文書を保管、公開する硬いイメージだが、企画展は誰でも無料で自由に見る事が出来る。

7月中旬までの企画展では江戸のレシピを取り上げ、武士や庶民の当時の料理や食材、医食同源など具体的な記述が並ぶ。

企画展以外にも、日本の近代史上の重要な資料である、明治初期の国会開設、日清・日露戦争の講和条約、戦後のサンフランシスコ講和条約、日米安保条約から沖縄返還などの正式文書もレプリカで見る事が出来る。平成発表のあの字も。パソコンがあって公開された情報検索もできる。

隣が国立近代美術館。所蔵品の展示はまず4階に上がって、2階に降りるまで続く。岸田劉生らの重要文化財も含み、日本の近現代アートを知る格好の場を提供。

竹場駅に向かう途中、アジサイ越しにお濠が見え、アート見学疲れを癒してくれた。

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