東京の美術館に春が来た(part2:渋谷・六本木)
渋谷のBUNKAMURAでは3月31日からレオナルドダヴィンチ美の理想展がstart。

初日早速足を運んだ。途中の東急百貨店にも宣伝。

写真は入口。雨の土曜日の夕方、初日でもあり、中は賑わっていた。

今回の目玉は写真の日本初公開のダヴィンチの傑作、ほつれ髪の女。小さな絵だが優美な表情が印象的。

ダヴィンチの今回の作品はそれ以外は幾つかの習作、弟子と共同で製作した岩窟の聖母など限られ、弟子やレオナルド派の作品や後世の画家による数々のモナリザなど合計80の作品を集めて美の理想をテーマとしたユニークな展覧会だった。6月10日まで。
一方今年開館5周年を迎えた六本木の国立新美術館では28日からセザンヌ-パリとプロヴァンス展が始まった。

直後の最初の土曜に行くと、あまり混んでなかった。写真は入口。

近代絵画の父とも称されるセザンヌの生まれ故郷プロヴァンスとパリいう2つの場所に注目した企画。パリに出て印象派に大きく感化されたが、表現に創意を凝らし、印象派と異なる新しい絵画を確立した足跡をたどる。
但し故郷にこもった孤高の画家とされるセザンヌは、実は何十回もパリを往復し、近代化の進むパリを故郷での創作に吹き込んでいたようだ。
今回はオルセーや日本の美術館などあちこちから集まったセザンヌオンリー90点の画期的な企画。再現されたアトリエも展示。サントヴィクトワール山等の風景、リンゴ等の静物、庭師等の人物、と種類で分けていて個性ある画家の世界がわかりやすかった。こちらは6月11日まで。

美術館のハシゴは印象を弱める恐れもあるので、渋谷と六本木の中間の表参道の青山フラワーマーケットのTEA HOUSEで一休み。この日はスコ-ンと4時の紅茶のセット。


温室のような緑の空間で癒された。


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